所 信

 

 

 

公益社団法人 水口青年会議所 2019年度

 

理事長 藤﨑 晃史

 

 

 

 

 

 青年会議所の価値―。それは社業や家族を、明るい未来へと導くために、地域をも牽引するリーダーに成長できることではないだろうか。

 

社会情勢が刻々と変化する中、我々は現状に満足することなく、社業や家族、そして社会をより豊かに、より便利に、より安心して暮らせる環境へと導く力を身につけなければならない。そのために、我々青年経済人が在籍する組織は、社業の発展だけでなく、地域の発展にも目を向けられる組織であることが求められる。

 

地域が発展すれば社業も発展するという考え方がある。しかし、地域に目を向け過ぎる余り、それが大きな負担となってしまっては発展を継続させることは困難となる。社業が発展すれば地域も発展するという考え方もある。社業の発展を考えることが、地域を明るい未来に導く力となる。社業の発展を目指しながらも、地域の発展に目を向けられる力を高め、魅力ある青年経済人として、揺るぎない覚悟を持って挑み続けよう。

 

また、現在の会員減少は著しく、組織の存在そのものが危惧される程大きな問題に直面している。しかし、だからといって青年会議所自体が世間から必要とされなくなった訳ではない。時の流れと共に、時代に沿った組織へと失敗を恐れずに変革させ、継続させることが必要ではないだろうか。

 

 

 

 

 

魅力ある(公社)水口青年会議所へ

 

現在、組織が置かれている状況や社会情勢を考慮し、変えても良いもの、変えてはならないものを分別しながら、組織が円滑に機能し、さらに飛躍できる環境を創る事が必要である。そして、歩みの一つひとつを着実に、会員の共通認識として進める中で生まれてくる自信と誇り、揺るぎない覚悟を持って、誰からも愛され、必要とされる魅力ある(公社)水口青年会議所へとさらに飛躍させよう。

 

 

 

青年会議所ならではの友情

 

 覚悟を持って青年会議所活動に邁進する中で、様々な価値観でぶつかり合い、共に苦難を乗り越える経験がある。だからこそ、他では得られない友を得ることができるのが青年会議所である。共に学び、共に支え合い、共に刺激し合える友情。そんな素晴らしい友情を深める機会を大切にしよう。そして、友情の輪を広げ、各地で活躍されている同志たちの人間性や価値観、覚悟を持って行動する姿を見る事でも自分を見つめ直し、個々の資質を向上させ、広い視野を持った人間に成長しよう。また、40歳で卒業となる青年会議所活動の中で、これまで邁進されてきた仲間から、様々なことが後輩へと伝えられ、受け継がれていく。そんな関係性が、我々を生涯ほどけることのない強い絆へと導いてくれる。

 

 

 

 

 

自己の成長を社業の発展へ

 

 どんな時代にあっても社業を発展させ、地域経済を牽引することが青年経済人の使命である。青年会議所に入会して社業の成績が低下する事はあってはならない。青年会議所に入会したからこそ社業が発展したと言われる様にする必要がある。また、社業のことだけを考えて行動するのではなく、地域のことを踏まえて行動できる青年経済人に成長することが求められている。そのために、青年経済人として、今、自分に何が必要かを見定め、思い描く未来へ覚悟を持って行動することが大切である。そんな人間にこそ、人は魅力を感じ、そんな人間の発する言葉には説得力が生まれ、この地域を牽引する青年経済人として成長できるのだ。自己の成長を社業や地域に還元すること、それこそが(公社)水口青年会議所へ入会を認めてくれた社員や家族に対しての最大限の恩返しであり、社会に対する貢献となるのではないだろうか。

 

 

 

青年経済人ならではのまちづくり運動

 

地域資源とは何なのだろう。近年、様々な地域に目を向けると、地域独自固有の歴史文化、風土やそれらに起因する伝統産業ばかりが着目され、それらを地域資源として磨き上げ、ブランド化していこうとする風潮が目立つ気がする。それは我々の活動エリアである甲賀湖南においても例外ではないだろう。確かにこれらも素晴らしい地域資源であるが、他にも沢山の地域資源がある事を忘れないでいただきたい。私は、そこに住み暮らし、働く人そのものも、大きな地域資源であると考える。その人たちだからこそ成し得たこと、生み出せたものも沢山ある。そこに住み暮らす人がいて、その個性や特技が輝いたからこそ地域振興や地域経済の活性を生み出してこられたのだろう。我々もこれらに習い、青年経済人が在籍する団体だからこそ出来るまちづくりとは何であるのかを考え、我々にしかできないまちづくり運動を展開しなければならない。

 

 

 

持続に向けての変革

 

 創立から52年目を迎え、これまで様々な議論を行い、我々の汗と思い出の染みついた、歴史ある活動拠点も老朽化し、安全に活動を継続することが困難な状況となっている。(公社)水口青年会議所が未来永劫存続するためには、安全に、不自由なく便利に使える活動拠点の在り方を模索し、築き上げていく勇気ある行動が必要である。

 

 また、会員拡大は組織存続においての最重要課題であると考える。しかし、ただ闇雲に拡大活動を行うのではなく、今一度、我々会員自身が日々の活動の中で、組織の魅力を見つめ直し、青年会議所の尊さを学ぶ必要があるのではないだろうか。そして、個々の積極的な青年会議所活動が他を魅了し、こんな時代だからこそ入会することに意味がある組織だということを、我々自身が身をもって行動で示すことができる人間へと変革することで、組織の活性化につなげなければならない。

 

 

 

 

結びに

 

 青年会議所とは、経営者として、また地域を牽引するリーダーとして成長するための学び舎である。青年会議所活動には様々な機会が溢れているが、それを掴むのも、見るだけで終わるのも、無視するのも全て自らの決断だ。私は、入会してこれまでの活動の中で、機会を掴めば、その分苦しい思いをするが、やり遂げた後には素晴らしい友情や、自己の成長の機会があることを、身をもって学んできた。中途半端な姿勢で挑むのではなく、自らの掲げた目標を達成するために、揺るぎない覚悟を持つことの大切さを学んだ。

 

 青年会議所は厳しくもあり、楽しい学び舎であるべきだと考えている。ただ単に遊ぶ楽しさでは無く、目的に向かって邁進し、壁にぶつかり、それでも怯まず、時には手助けを受けながら、必死に壁を乗り越えた時にのみに感じられる、楽しさや面白さを知っていただきたい。この青年会議所の楽しさや面白さは経験しないと理解できないだろう。だからこそ臆することなく、勇気をもって一歩を踏み出し、青年会議所の核に触れて欲しい。

 

 

 

 

 

 

基本方針

 

・時代に沿った組織改革の実施

・生涯ほどけることのない友情の構築

・社業の発展を通して地域に貢献できる人材の育成

・唯一無二のまちづくり運動の実施

・新たな青年会議所活動の拠点構築

・メンバー全員で行う会員拡大の実施 

・個々の視野を広げる各種大会への積極的な参加

・覚悟を持って挑む青年会議所活動の実施