所 信

 

 公益社団法人水口青年会議所 2017年度

 理事長 熊木 恒平

 

 

  「すべての始まりは自らの行動である。」

 学び得たことも、抱く志も行動することで成果を導き出し、未来を創りあげることができる。知識や経験も未成熟な青年だからこそ、がむしゃらに自らを表現する。そんなまっすぐな姿は人の心に共感を広げ、周囲との共鳴を生み出す。他の変化を欲するのではなく、自らの行動によって周囲を導くことこそが我々の使命であると考える。

 1967年、若い志高き青年たちが集い、明るい豊かなまちの未来を思い描き産声を上げた水口青年会議所は本年、創立50周年を迎える。その我々が活動してきた甲賀市湖南市は時代の流れのなかで新たな道のりを歩み出していると考える。まちの未来を、想い描く理想へとつなげるためには、次代を見据えた行動が非常に重要な時を迎えている。

 これまで明るい豊かな社会の実現のために諸先輩方が築きあげてこられた歴史と、汗と涙の数々に敬意をもって(公社)水口青年会議所の影響力を最大限に発揮するための組織の絆を構築し、この組織の運動に共感を生み出す説得力を創りあげ、我々の行動を成果へとつなげることが重要ではないだろうか。

 メンバー一人ひとりの持てる力を組織の英知とし、他にゆだねることなく突き進む勇気をもって、がむしゃらにまっすぐな情熱で守るべきもののために邁進しよう。

 この地域の未来をどのようなかたちで子供たちにつないでいくのか、この地域にいる自らの将来を見据えて始めよう。すべての始まりをここから。

 

 

規律ある(公社)水口青年会議所 飛躍へのはじまり

 メンバー一人ひとりの潜在的な力を発揮することで得られる事業成果は、多くの実りをもたらすこととなる。

 青年会議所は青年世代の力を十分に発揮するために単年度の役職を持つ制度がある。その制度は学びの機会でもあると同時に組織の活性を生み出していると考える。他の立場を認め合い、尊重するなかで規律を重んじていくことが、この組織の潜在的な力を最大限に発揮することにつながる。また近年でメンバーの入れ替わりが多くあった(公社)水口青年会議所は、新たな力を身に着ける機会であると捉え、長年の活動で積み上げられてこられた基盤に共感を生み出すためのさらなる学びの場を創りあげ、メンバー個々の資質を向上させるなかで(公社)水口青年会議所の組織の成長を目指そうではないか。明るい豊かな社会の実現に向けたそのような組織の姿勢は青年会議所以外の方々との信頼関係を築きあげ、つながりを生み出し組織の活性と、運動の飛躍につなげることができるだろう。

 前述したようにこの組織は時代と共にメンバーの減少と入れ替わりが進み、対内的にもさまざまな形で順応できる制度が必要となってきている。単年度で生まれ変わりを続けていく組織であるがゆえに柔軟に物事を捉えたなかで、組織が円滑に運営される方向性を見定めていかなければならない。また財務面に目を向けると、創立50周年という節目の年に差し掛かるなかでメンバーの減少も影響し、切迫する運営を余儀なくされている。今まで以上の適正な計画と財務管理が必要不可欠な状況になってきている。組織がこれから永きに渡って円滑に運営できる環境を創りあげるなかで、(公社)水口青年会議所が真の自己成長に価値ある組織であり続けられるよう、今一度組織を見つめ直す機会が未来へのはじまりにつながるのだ。

 

 

友との経験 絆のはじまり

 人とひとは自らの人生を分かち合う経験を積み重ねることができた時に互いの絆を生み出すことができる。

 共有する目標に向けて真剣に議論するなかで、相手を思いやる心を持って共に行動することが互いの信頼関係を生み出し、メンバー間に共鳴を生み出すことができる。その経験は青年会議所の運動になくてはならない確かな人間関係を築きあげ、行動することの原動力を生み出していくことになると考える。友を想うからこそ言える言葉や、友を想うからこそとる行動はメンバーが互いに結ばれる絆につながり、これからの(公社)水口青年会議所のメンバー一人ひとりが互いを高め合える関係になると信じている。生涯忘れられないような友との経験を、生涯ほどけることのない絆でつなげようではないか。

 

 

組織への想いが同志をつなぐ 青年会議所の可能性へのはじまり

 青年会議所運動の根源的な力と青年会議所の価値は会員を拡大することで可能性を広げていくことができる。

 会員拡大は青年会議所を想う気持ちが行動に結びつき成果として表れるのではないだろうか。この組織は会員数が減少傾向にあるなかでも、我々の運動は明るい豊かな社会に向けて前進以外に道はない。しかしどのような素晴らしい活動をしたとしても、どのように素晴らしい議論を繰り広げることができたとしても、それは会員拡大の成果への一助にしか過ぎない。この青年会議所を想う気持ちを行動に結びつけることで会員拡大は成功に導かれるのである。会員拡大は会員自らの行動で戦略的に成果をあげていけるよう、まだ見ぬ同志の心を震わせるメンバーの力を高めるなかで、この組織の魅力を行動で発信し、新たな同志を組織の新たな英知へとつなげ青年会議所の可能性を広げていこう。

 

 

運動価値を高める広報  共感のはじまり

 我々の運動に広く共感を生み出すために、最も有効的な方法が広報活動であると考える。

 さまざまな情報発信手段が進化し続ける現代社会において、我々の発信する情報が他に共感を得られるものとするためには、独自の視点をもって多くの方々の目を惹くような取り組みが必要であると考える。またメンバーの組織に属する自覚や、個々の資質が組織の発信する情報に説得力を生み出すことを忘れないでいただきたい。このまちと共に歩む(公社)水口青年会議所の物語を多くの方々に発信することが我々の繰り広げる運動に、更なる価値を生み出し人々に共鳴を生み出すことができると確信する。

 

 

更なる節目に響き渡る創立50周年  次なる節目へのはじまり

 節目は成長するためにある。これは組織にとっても個人にとっても同様であり、大きく伸びるきっかけがこの周年の機会であると考える。

 当然のことながら我々が行っていく運動を幅広く発信する場所であると同時に、多くの方々とのつながりと諸先輩方が築き上げてこられた歴史に感謝し、我々の取り組みや地域に向き合う姿勢に共鳴を生み出す必要がある。(公社)水口青年会議所が明るい豊かな社会の実現にむけた運動に必要となる太く強固なつながりを生み出していくことができるよう、創立50周年というこの節目を、この組織と地域の未来を語り合える歓びにつなげよう。

 

 

新たなビジョン甲賀湖南~絆~構想  輝かしく潤いあるまちへのはじまり

 我々の活動エリアの甲賀市湖南市は、人口の減少が不安視されるなかで地域としての生き残りをかけた動きが繰り広げ続けられている。一方では交通機関の整備や主要道路への商業施設増加などで効率性と利便性を向上させ、日を追うごとに変化と進化を繰り広げていく情報化社会のなか、地域の特性を地域の活性につなげる一手を打ち出すチャンスが目の前にあるとも考えられる。

 我々は新たな運動展開の指針となる「甲賀湖南~絆~構想」を提唱し、まちや人との絆構築に向けて歩み始める。これからの5年間で地域での経済活動や、まちづくり活動が成果を生み出していく好循環を生みだすためには、この地域の現状把握に取り組むなかで、市民や各種団体、企業の参画が得られるような視点をもって(公社)水口青年会議所独自の運動を推進していく必要がある。我々のまちにはさまざまな力が潜在し経済活動ひとつとっても大きな希望を生み出せる魅力があると考える。まちのつながりと地域の誇りをもってまちを魅了し地域外の方々にも広く発信するなかで、まちと人、人と人とが強い絆で結ばれるはじまりを、創立50周年という歴史とともに人びとの胸に強く刻み込もうではないか。

 

 

 

結びに

 未来は過去から今を紡ぐことで形となり、姿創られていく。

 私は青年会議所に入会して以来、活動を共にするメンバーから他者の心を響かせる言動、あるいは他を魅了する行動力を実感しながら自らの成長を目指すきっかけをいただき、人生を歩む機会を与えていただいた。それは自分の人生のなかで自らを前進させるひとつのはじまりであったと確信している。自分の足りなさを教わることを、がむしゃらになれる機会にして正面から向き合いまっすぐに青年会議所活動に取り組むことが、ひとつのはじまりを生み出す力となり未来を切り拓くことができる。そんな生涯忘れることができないような経験を通して未来を紡ぐために行動しよう。

 

 

 

 基本方針

 

・規律を重んじた成長を目指す組織づくり

・メンバーを信頼関係で結ぶ絆づくり

・メンバーを熱くする会員拡大の実施

・運動価値を高める広報活動の実施

・メンバーの視野を広げる各種大会への参加

・未来を語り合う創立50周年記念式典関連事業の実施 

・新たなビジョンに基づく創立50周年記念事業の開催

・組織が円滑に運営される仕組みづくり

・はじまりを生み出すがむしゃらにまっすぐな青年会議所活動の実施

 

 

 2017年LOMスローガン

 

 共鳴

 未来を紡ぐはじまり